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【PSU】新ジャンル「パシリ」二十体目【祝二十体】

1 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:12:13.64 ID:UZ+TMYJm
合言葉は

  ( ゚д゚ )<倫理的におk      
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/     /
     ̄ ̄ ̄
[ ´・ω・`]<創作能力がしょぼいんだけど投下していいの?
( ゚д゚)<倫理的におk 尋ねる暇があったら投下マジオヌヌメ

[ ´・ω・`]<凄く長くなったんだけどどうすればいい? あとパシリ関係ないのは?
( ゚д゚)<空気嫁ば倫理的におk 分割するなりうpろだに上げるなりするんだ

[*´・ω・`]<エロネタなんだけど…
( ゚д゚)<ライトエロなら倫理的におk あまりにエロエロならエロパロスレもあるよ
【PS0/PSU】ファンタシースターシリーズのエロパロ
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230886259/

[ ´;ω;`]<叩かれちゃった…
( ゚д゚)<叩きも批評の一つ。それを受け止めるかどうかはおまいの自由だ
m9(゚д゚)<でもお門違いの叩き・批評はスルーマジオヌヌメ するほうもそこを考えよう

[ ´・ω・`]<投稿する際に気をつけることは?
( ゚д゚)<複数レスに渡る量を書きながら投稿するのはオヌヌメできない。まずはメモ帳などで書こう。
m9(゚д゚)<あとは誤字脱字のチェックはできればしておいたほうがいいぞ

[ ´・ω・`]<過去の住人の作品を読みたいんだけど
( ゚д゚)<まとめサイトあるよ ttp://www.geocities.co.jp/nejitu3pachiri/
保管庫Wiki ttp://www21.atwiki.jp/nejitu3pachiri/

( ゚д゚)<前スレ
【PSU】新ジャンル「パシリ」十九体目ver2.0
ttp://changi.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1255244211/
( ゚д゚)<次スレは容量が470kを超えるか、>>800を超えた辺りから警戒しつつ立てよう

2 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:14:27.59 ID:UZ+TMYJm
2 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 11:02:53 ID:LvPgVlId
 ブーツでGH-440を作ってEXデバイスでGH-470にした
そして初の打撃100なGH-410を作ろうとして打撃武器を集める日々〜〜
新キャラ育成は荊のみち〜 そして新スレの行方は…

 即死だけは回避したい
3 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 11:10:55 ID:GJ+/8Q3g
ややこしい設定前提のが増えてからすっかり読まなくなった
ワンオブサウザンド(笑)
4 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 13:37:16 ID:l6KzjSRA
誘導
【PSU】新ジャンル「パシリ」十九体目ver2.0
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1255244211/

5 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 14:53:05 ID:LK22MtMv
俺のパシリ遍歴
メイン
打50法50の420→470→465(今ここ)
サブ1
射100の430→432→431(今ここ)
サブ2
防100の440→421(今ここ)


3 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:18:29.61 ID:UZ+TMYJm
6 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 20:15:50 ID:q2Nb7kK5
スレ立てお疲れ様です。
早速後編投下。
7 名前: ボクはちゃんと覚えてる 1/6 [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 20:16:34 ID:q2Nb7kK5
ご主人が先に飛び出し、ボクが後に続く!・・・が。

「何も居ない…?」

ボクが呆気に取られていると、

「何やってる!アッシュ! 死ぬぞ!」
「え!? 何もないよ!?」
「そこら中に居るぞ! 早く撃て!」

そう言いながら、ご主人は・・・


がむしゃらにアオリユウを振り回している。・・・何もない空間に。

「ご主人…? どうしたの…?」

鬼気迫る表情そのもので、ご主人は武器を振り下ろす。

「こんなに! まだ残ってたのか!? 封印された筈だぞ!」


「こんな数が!」


「こんな…こんなに…!」
8 名前: ボクはちゃんと覚えてる 2/6 [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 20:16:55 ID:q2Nb7kK5
「ご主人! やめて!」

「アッシュ!? 死にたいのか!?」

ボクはご主人に抱きついた。ご主人を止めなくちゃ・・・!

「どうしちゃったの、ご主人!? 何もいないんだよ!?」
「お前には見えないのか!? SEEDが!」

「やめて…ご主人…お願い…何もいないんだから…!」

それでも、ご主人はその手を止めようとはしない。

「離れろ! お前も死ぬぞ!」

そう言うとご主人は、ボクを無理やり引き剥がす。

「ご、ご主人…」



「エミリア! だれかこっちにいるぞ!」



4 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:20:49.50 ID:UZ+TMYJm
9 名前: ボクはちゃんと覚えてる 3/6 [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 20:17:18 ID:q2Nb7kK5
「貴方!? 何をやっているんです!?」

リトルウィング社員と・・・ガーディアン?

「くっ、また来やがったか!」

ご主人は振り返ると、その人達に斬って掛かる。

「ご主人、やめて! SEEDじゃない! SEEDなんかじゃ…!」

「うおぉぉぉぉっ!!」
アオリユウを振り下ろし・・・


次の瞬間、ご主人は地面に地面に倒れていた。


「…ご主人…?

 大丈夫!? ご主人! お願い、起きて!」

「ちょ、ちょっとあんた、強くやりすぎたんじゃないの?」

「まったく…スタンモードとは言え、手加減も必要ね」
10 名前: ボクはちゃんと覚えてる 3/6 [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 20:17:53 ID:q2Nb7kK5
「…ご主人に何をした!」

「ちょ、待った! ストップ! 気絶させただけよ!」
「救援を呼んであげるわ。あなたはここで待ってなさい」

そう言うとガーディアンの人は連絡を取り出した。
ご主人は確かに気を失ってるだけみたい、よかった・・・

「ご、ごめんなさい…ご主人が心配で…」
「この異常な状況じゃ仕方ないわ」

「ここ…いやなかんじがする。長くはいないほうがいい」
「私達は先に進みます。あなたは帰還して、この現状を報告しなさい」
「この子はガーディアンズじゃなくてリトルウィングの社員なんですけど」
「そう。だったら情報協力をお願いしたいわね」
「…わかった、そうするよ」

「あと20分ぐらいで到着するわ。 …しっかりご主人を守ってね」
「うん」


「こっちだ!はやく!」
「こら、そんなに急がない! ヤバイのが出てきたらどうするのよ!」

「まったく、世話が焼けるわね…行きましょう」

ガーディアンズは横に立っていた人にそう言うと、先に行った二人を追いかけていった。




5 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:22:29.63 ID:UZ+TMYJm
11 名前: ボクはちゃんと覚えてる 4/6 [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 20:18:27 ID:q2Nb7kK5
気付くと俺はベッドの上に横たわっていた。
部屋は一面真っ白で、目覚めたばかりの目には眩しい。
そして、身体に感じる微かな重み。青い髪が目に入った。

頭を撫でる。どうやら眠っているようだ。

「…まったく、お前も人間らしくなったもんだ」

ここは・・・病院か。
俺はあの時・・・

「どうだ? 気分は良くなったか?」
「あなたは…ラリーさんですか」

青いキャストは病室に入ってくるなり、『どっこいしょ』と言いながら椅子に腰かける。何だその掛け声。

「君のPMから話は聞かせて貰ったよ。なるべく…他人には話さない方がいい」
「やっぱり…おかしいですよね」
「お偉方はこの状況を一応認識してはいるが、公表は避ける方針だ。緘口令、という事だな」
「ラリーさん、俺は」
「分かってる。仕事は引き続き可能だ」
「よかった…」
「君の精神も正常そうだしな」

「そうだ、アッシュ君には感謝した方がいい。君が寝込んでいる間中、ずっと付き添っていたんだ」
12 名前: ボクはちゃんと覚えてる 5/6 [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 20:18:51 ID:q2Nb7kK5
「おかげでオーバーヒート寸前になったがな…今は休んで貰っているが、
 どうしても君から離れたくないようだ」
「そうだったんですか…」
「まだ仕事が山積みだ。そろそろ失礼するよ。……もう目を覚ます頃だろうしな」

俺の返事を待たず、彼はさっさと出て行ってしまった。
最後の方はよく聞き取れなかったな・・・
そのうち、アッシュがもぞもぞと動き出した。

「ううん…?」

「おはよう、アッシュ」
「ご主人…大丈夫なの?」
「俺は大丈夫だよ、心配するな」
「うん…よかった」


「ご主人、今日は何の日か知ってる?」
「いや? 知らないな…」
「ちょっと待ってて」

そう言うと、脇に置いてあった帽子から何か─白い箱のようなものを取り出した。

「ボクはちゃんと覚えてる。ご主人のことを」

「おいおい、何なんだ?」

6 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:23:32.52 ID:UZ+TMYJm
12 名前: ボクはちゃんと覚えてる 5/6 [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 20:18:51 ID:q2Nb7kK5
「おかげでオーバーヒート寸前になったがな…今は休んで貰っているが、
 どうしても君から離れたくないようだ」
「そうだったんですか…」
「まだ仕事が山積みだ。そろそろ失礼するよ。……もう目を覚ます頃だろうしな」

俺の返事を待たず、彼はさっさと出て行ってしまった。
最後の方はよく聞き取れなかったな・・・
そのうち、アッシュがもぞもぞと動き出した。

「ううん…?」

「おはよう、アッシュ」
「ご主人…大丈夫なの?」
「俺は大丈夫だよ、心配するな」
「うん…よかった」


「ご主人、今日は何の日か知ってる?」
「いや? 知らないな…」
「ちょっと待ってて」

そう言うと、脇に置いてあった帽子から何か─白い箱のようなものを取り出した。

「ボクはちゃんと覚えてる。ご主人のことを」

「おいおい、何なんだ?」
13 名前: ボクはちゃんと覚えてる 6/6 [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 20:19:10 ID:q2Nb7kK5
「本当はミッションが終わってからするつもりだったんだ」

そう言うと箱を開けて・・・中身を取り出す。それは・・・

「ちょっと遅くなっちゃったけど…」

そうか。あの日は・・・


「お誕生日おめでとう、ご主人」


14 名前: ボクはちゃんと覚えてる [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 20:23:39 ID:q2Nb7kK5
これで後編も終了。
パシリスレってこんなに長く続いてるんですねぇ…
これからも様々な方が作品を投稿してくれることを願います。

7 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:24:33.72 ID:UZ+TMYJm
        /~~> - -<~^}
   £§/´ ::::::: :: ;;::: . ヽ.
    /::~/:: :: :::::::: ;ハ;:: : :;ハ
    | ::::| :: ( ::::;ノ  ヽノ;;::::.}
    | ::::|:(@:)イ-‐  ‐ ,'::.ノ   <1乙。これはポニーテールうんたらかんたら
    | :::,ハ,|ツヘ.{、 ( フ_ノノ´
    ヘ,ツツ≠;:'`.=/ ̄ ̄ ̄ ̄/
        (__.}つ/ GH-420 / カタカタ
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/____/ ̄ ̄

>>3
と、いいつつ即死回避に協力してくれるとは。
あんた、IDといい、本当にいい奴だな。

>>14
後編投下乙です。だが、タイトルが前編のままなのぜ?
誕生日プレゼントを渡すPM、何かすごくほのぼのしたぜ!

16 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2010/05/25(火) 23:43:02 ID:7odm2ZLK
20か、すげーな
もうPSUからは離れちったけど
別のゲームでもロボットとかマシンの名前にGH−430は使ってるんだぜー


8 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:25:01.40 ID:UZ+TMYJm
18 名前: 最適化機能 1/3 [sage] 投稿日: 2010/05/26(水) 12:35:24 ID:2zpmdax3
惑星パルム、リニアラインの中。心地良い音と共に景色が流れてゆく。
上を見ても下を見ても街が広がっている。

「…見たけりゃ見ればいいだろ。人の顔色を伺うな。」

そう言ってやると、ぱっと瞳を輝かせて窓際へかじりつく。
年の離れた弟を連れている様な気分だ。

「──まもなく、グリングリンステーションへ到着致します。」

アナウンスの声に、ぱっとこちらを振り向く470。
今度は疑問系の表情だ。

「ああ、仕事だよ。降りるぞ。」

こくりと頷くとシートから立ち上がり、おしりをパンパンとはたく。
ホコリなんか付かないっつうの。
19 名前: 最適化機能 2/3 [sage] 投稿日: 2010/05/26(水) 12:36:17 ID:2zpmdax3
「どうもー。ガーディアンズの者です。こいつはパートナー。」
「あっ!お待ちしておりました!」

グリングリンファーム管理者レムリア・ノルフェがしなやかに大鎌をナノトランサーへ
格納しこちらへ駆けてくる。
放牧エリアから脱走したゴルドルバ3匹を連れ戻してほしいという依頼なのだが
恐らく骨の折れる仕事になるだろう。

「実は、先ほど1頭を別件でいらしていたリトルウイングの方々が連れ戻して下さった
 ので、お二人に連れ戻して頂きたいのは残りの2頭になります。
 大変な作業になると思うのですが、どうかよろしくお願い致します。」

丁寧にお辞儀をするノルフェに、同じく深々と頭を下げる470。
それに気づいて微笑み、「お願いしますね♪」とノルフェは優しく付け加えた。
20 名前: 最適化機能 3/3 [sage] 投稿日: 2010/05/26(水) 12:37:30 ID:2zpmdax3
ヒトは五感のいずれかを失うと残った感覚が発達するというが、それはマシナリーにも
言える事なのだろうか。
アタシはキャストやマシナリーに詳しくないのでサッパリだが、こいつにはどうやら
その発達が現れた傾向が見られる。というかおかしい。
何故、どうしてマシナリーがゴルドルバの鼻を撫でて大人しく躾けられるのだろう?
2頭のゴルドルバはまるで親の後へ付く様に、470について放牧エリアへと戻った。
それを見たノルフェの表情がおかしくて忘れられない。

「おかげで助かったけど、一体どうやったんだ?」

問いに、てへへと照れる様な表情で微笑む470。
言葉以外の表現で意思疎通を試みる様最適化された結果なのだろうが、この所嫌に
ヒトじみてきている。

「GRMで発声ユニットを付けてもらったら詳しく教えるんだよ。いい?」

真顔で親指を立ててこっちへ突き出してみせる470。声が出せないこいつもかわいい。

「──まもなく、ホルテス・シティへ到着致します。
 GRMをご利用の方は、左側出口より西ブロック通路をご利用下さい。」
21 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2010/05/26(水) 12:42:16 ID:2zpmdax3
しゃべらない○○っていうのを某所で見たので、そのパクりです。
保守のお手伝いになればー。


9 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:27:44.83 ID:UZ+TMYJm
22 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2010/05/27(木) 21:11:50 ID:MIkP75oe
>ゴルドルバの鼻を撫でて大人しく躾けられるのだろう?
>2頭のゴルドルバはまるで親の後へ付く様に、470について放牧エリアへと戻った。
何この470すげーカワイイw

某所の某動画の影響でしゃべらない○○系で浄化されてしまう俺ガイル

23 名前: 1/6 [sage] 投稿日: 2010/05/28(金) 01:54:13 ID:4wJlE0H5
「はひっ・・・はひっ・・・はひっ・・・」

頬を上気させ、息を切らせながら主人がふらふらと走る。
いつもならこんな事はないんだけど、今日はいつもとは違う。

「少し・・・休憩するか」

そう。この人がいるからだ。

パートナーカードを交換してから数日、早速主人がミッションへと誘ったのだ。
返事はあっさりOK。向こうもPMを連れて行くので私も一緒に行くことになった。
本来ミッションで同行できるPMは一体となっているが、今回のようにこっそり2名以上連れて行く人も多い。

少しでも長く一緒に居られるようにと、普段行かないような長めのミッションを選んだのが悪かった。
主人は緊張からかペースを乱し、何度も息を切らせた。
本日何度目かの休憩。主人はへたり込んで必死に息を整え、セシル様は無言でマップの確認。マイは相変わらず「休め」のポーズ。
沈黙。気まずい。空気が重い。何か喋らないと・・・。

「すみません。その・・・ご主人様、体力あまり無くて」
「・・・フォースだから・・・」
「・・・・」
「・・・・」

会話終了。私が話し下手なのか?
と、そこで復活した主人がもう大丈夫ですとのお知らせ。助かった。


24 名前: 2/6 [sage] 投稿日: 2010/05/28(金) 01:54:48 ID:4wJlE0H5
その後、目的の大型エネミーを討伐し、無事にミッション終了。
と言っても、ほとんどセシル様とマイの二人で倒したようなものだ。
戦闘前から既にへろへろになっている主人と、普段ほとんどミッションへ参加しない私。
はっきり言って居ても居なくても変わらなかっただろう。むしろ邪魔だったかもしれない。

帰り道、持ち直した主人がしきりにセシル様に話しかけている。
カード交換の時の事を思えば結構な進歩だ。・・・成果はあがってなさそうだけど。

何だろう、決して適当に聞き流しているわけじゃなさそうなのに、返事が「ああ」とか「うん」とかばかり。
くじけない主人も大したものだ。

「あの・・・らぶさん」

隣を歩いていたマイが声をかけてきた。

「はい、なんでs「うあーーーーーーん」

私の返事は子供の泣き声にかき消された。見ると、女の子が道端で泣いている。
迷子かな。そう思っていると、主人が女の子に駆け寄っていた。



10 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:30:14.42 ID:UZ+TMYJm
25 名前: 3/6 [sage] 投稿日: 2010/05/28(金) 01:55:20 ID:4wJlE0H5
「だいじょぶか?どないしたん?」
「おかあさ・・・いっ、いなく、なっ、うあーーーーーーーーん」

やはり迷子のようだ。

「そっかぁ、かわいそうになぁ。もう大丈夫やで、お姉ちゃんが一緒にお母さん探したるからな」
「ぐすっ、ひっ・・・ほん、と・・・?」
「任しときぃ。だからもう泣いたらあかんで、お母さん心配してまうからな」

頷く女の子の頭を撫でるとこちらへ振り向き、いいよね?という顔をする主人。
私とマイは勿論異論なし。セシル様も頷いた。




その後30分程歩き、ショップの立ち並ぶ通りで母親を見つけることが出来た。
時間によっては人通りが増える場所のため、はぐれてしまったらしい。
何度も頭を下げてお礼を言う母親に、主人は少し照れていた。

別れ際、女の子が手をぶんぶん振りながら、大きな声で

「おにーちゃん、おねーちゃん、ありがとーーー!」

・・・あの女の子の記憶には「背の高いお兄さんと関西弁のお姉さんにお母さんを探してもらった」と
刻まれたんだろう。


26 名前: 4/6 [sage] 投稿日: 2010/05/28(金) 01:55:52 ID:4wJlE0H5
女の子を見送った後、私達は元の道へ向かって歩き出した。
途中、多分初めてだろう、セシル様が主人に話しかけた。

「いつもは、あんな感じなのか」
「へっ?」

言葉が少なすぎて意味がわからない。主人が困惑していると、それに気付いたのか言葉を付け足した。

「その・・・喋り方」
「・・・・!!」

喋り方。そうだ。いつも聞いているせいか違和感がなくて気付かなかったけど、さっきの女の子に主人は普段の口調で話していた。
というか、主人は敬語じゃないと標準語が扱えない。

「え・・・っと・・・あれは、その・・・」
「無理、してたのか?」
「う・・・うん・・・変、かな、って・・・・」
「別に、いいんじゃないかな」
「えっ?」
「なんというか・・・さっきの方が、自然、だったと思う」
「そ、そう?・・・さっきの方が、いい?」
「・・・私は、そう思う」

多分、心の中でガッツポーズしてるんだろうなぁ。
活き活きとした表情でいつもの様に早口で喋り始めた主人を見ながら、そう思った。


・・・あれ、今回私何もしてなくね?

11 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:30:57.58 ID:UZ+TMYJm
27 名前: 5/6 [sage] 投稿日: 2010/05/28(金) 01:56:16 ID:4wJlE0H5
主人と共にルームに帰ると、マイからメールが来た。

「今日はお疲れ様でした。
 今、お時間ありますでしょうか?」

主人はシャワーを浴びている。長風呂だからしばらくは大丈夫なはずだ。

「お疲れ様でした。
 私は大丈夫ですよ。何かありましたか?」

返信、と。
・・・お、返事きた。

「では、いつものチャットルームでお待ちしています。
 クロさん」


目玉が飛び出そうになるってこういう感覚なんだろうか?
なんでマイが私のHNを知っているんだ・・・。
私は慌ててビジフォンの電源を入れた。


28 名前: 6/6 [sage] 投稿日: 2010/05/28(金) 01:56:37 ID:4wJlE0H5
---- クロ さんが入室しました。
クロ:こんちゃー・・・
乙女>>クロ:こんにちは。お待ちしていました。誰か来るかもしれませんから、個人チャットにしましょう。
クロ>>乙女:了解。早速だけど・・・もしかして、マイ?
乙女>>クロ:はい。
クロ>>乙女:マジでか!
乙女>>クロ:マジです。それでですね、お話なんですが
クロ>>乙女:うん。
乙女>>クロ:ミコト様の件、私も協力させていただけませんか?
クロ>>乙女:へ?い、いいの?
乙女>>クロ:はい。・・・その、我が主は決して悪い方ではないのですが
乙女>>クロ:如何せん社交的とは言い難く・・・ご友人がとても少ないのです・・・
クロ>>乙女:ああー・・・うん・・・なんとなく分かる・・・
乙女>>クロ:せっかく出来たご友人ですし、私も何かお役に立てたら、と思いまして・・・
クロ>>乙女:そっかぁ・・・でもいいの?自分の主人と他の女の仲を応援するんだよ?
乙女>>クロ:はい。ミコト様はとても良い方ですし、主も決して嫌ってはいないと思うんです。
クロ>>乙女:そっかぁ・・・わかった。心強いよ、一緒に頑張ろうね!
乙女>>クロ:はい!


おわり

29 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2010/05/28(金) 02:09:49 ID:4wJlE0H5
「遅ればせながら、二十体目おめでとうございます」
「おめでとうございますー!」

>>14
>そう言うと、脇に置いてあった帽子から何か─白い箱のようなものを取り出した。
「やっぱり、あの帽子はナノトランサーやったんやな・・・!」
「他に言う事ないんですか・・・?」

>>21
>2頭のゴルドルバはまるで親の後へ付く様に、470について放牧エリアへと戻った。
「なぁ、頼んだら背中乗せてもらえへんやろか」
「やめてくださいよ恥ずかしい・・・」


12 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:31:37.28 ID:UZ+TMYJm
31 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2010/05/29(土) 23:43:22 ID:ntgt16Q9
どなたかは知らんが、前スレ梅乙&保守

>>28
ご主人といる時はすごく堅苦しい感じなんだが、チャット時は案外普通だよな。
どっちが本当の性格なんだろうと、ふと思った。
32 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2010/05/31(月) 23:37:18 ID:lyJhFin1
        ,ヘ/~ヽ/~\ヘ,ヘ
    ((@〈´_/^, ~;;~ ^ ヽ.〉
      /./ :〃..::::..,,へ,;. , ハ
     ( ::|::i{l|..::::,ノ''   ソ,;;:::.}
    | ::|:(@:)イ-‐  ‐ ,'::.ノ   <保守なのです
    / ::>、|ツヘ.{、 ( フ_ノイ
    (.:;リ  /';:'`.=/ ̄ ̄ ̄ ̄/
   / :ソ  (__Zつ/ GH-410 / カタカタ
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/____/ ̄ ̄

新着レス 2010/06/03(木) 02:00
33 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2010/06/03(木) 00:25:19 ID:0olB5Uw4
保守。
2日に1回、保守しとけば大丈夫かなと個人的には思ってる。


13 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 20:33:47.78 ID:UZ+TMYJm
前スレ サルベージ完了
2スレ続けて途中で落ちてサルベージとは
ま 今回は 謎のサーバー移転らしいですが?

14 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 22:04:58.89 ID:VSMEtbVZ
スレ立て&サルベージ乙。
Wiki保管庫からの誘導はこちらで修正しました。

15 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 22:10:39.27 ID:QyBebyK5
>>1&14
乙であります。
そして、また即死回避を頑張る必要がガガガガ
         _____
        |__  \ :::::::::/|
        | |   |__::::_| |
        へ. \   Y  |ヘ
       〔_\_|___|___ノ_ 〕
       | :: ( :::::;ヘ;; ;;ハハ::::.}
       |:(@:)イ-‐  ‐ ,'::.ノ   <合成Up期間だし、どんどんポリマー持ってきてね♪
      ム;:::リヘリ、 ( フ_ノツ
      ムル/';:'`.7/ ̄ ̄ ̄ ̄/
      .(__.]つ/ GH-440 / カタカタ
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/____/ ̄ ̄


16 :名無しオンライン:2010/06/03(木) 22:12:53.05 ID:FhsnbrDL
「我、食べずしてごちそうさま無し
 理想の食卓、整わざるとも屈せず
 これ、後悔とともに仕えること無し」

嗚呼、パシリが行く……
望まれることなく、食卓から
外されし彼女等を動かすもの。
それは、食べる意志を持つ者の
食欲に他ならない。

17 :名無しオンライン:2010/06/04(金) 00:26:10.62 ID:PZlcltDd
今更ですが、祝20体目!

どうも、パパと412作者です。
週末に予定が入っちゃったので、本日急遽投下です。
第8話『I think, and seem』
ttp://a-draw.com/1/src/a-draw1_0055.lzh.html

※DLキーが設定されています。キーは412。
注意!zipではなくlzh圧縮になってます。

18 :名無しオンライン:2010/06/05(土) 01:18:31.91 ID:jOgA+nRu
>>17超乙です。今、読み終えました。
諜報部のワンワンサンドの2人、出てこないから何してるのかと思いきや、
元気そうでよかったです。
ってか、「狂戦士」のご主人、マガシにやられて、
てっきり死んだものとばっかり思っていた俺ガイル。

そろそろ物語も最終かな?
それまでにはきっと制服も復活するさw


主   「最悪ショップで買えばいいさ、と思って検索したが、
     不人気な色とそうでない色の差が半端なかったな。」
GH450 『女性服は前から人気の色は途轍もなく高いですからね。』
主   「こういう時は男性でよかったと思うよ。」
GH450 『どの道、着たきり雀のご主人には関係ない話ですけどね。』
主   「ひどいな。つーか、それを言うならPM全般も着たきり雀じゃないか。」
GH450 『何を言いますか!確かに私達PMはいつも同じ服を着てるように見えますが、
     ちゃんと毎日着替えてるんです!それに服も微妙に違うんですよ。ほら。
     (PM用服のクローゼットを開けながら)
     例えば、この服は普段着用。普段着なので、洗濯しても困らないよう同じ素材のが5着あります。
     こっちの服は寒冷地用で少し生地が分厚いです。
     逆にこちらは熱帯気候用で涼しい作りになってます。』
主   「俺に全部、同じに見えるんだが・・・」
GH450 『全然違うじゃないですか。これなんか、耐火処理が施されていて、フォイエLv50でも絶対に焼けない特殊仕様ですよ。
     いろいろな用途に合った服をちゃんと用意してあるんです!』
主   「(違いが全く分からん・・・)じゃあ、その奥に閉まってあるのは何用なんだ?」
GH450 『え、あ、それは駄m』

ご主人
Get:勝負服 ☆15

主   「・・・」
GH450 『〜〜〜〜〜〜!!!(///)』
主   「ア、アノ、450さん?」
GH450 『・・・の』
主   「???」
GH450 『ご主人のバカァ〜〜〜〜〜####』


19 :名無しオンライン:2010/06/05(土) 11:36:17.25 ID:Lk8JX9PM
やっと書き込む暇ができたぁ

前スレ>>15
タイトルが同じなのは、元々一つの話を無理やり前後に分けたからです。
UPロダに上げる事も考えましたが、それだとライブ感がないなぁ、という変な拘りが。

前スレ>>29
それが440のマジシャンタイプたる所以なのです。多分。

>>17
おう、パパと412さん来た!…と思ったらまだ17話を読んでなかったという。
今から読んできます…

さてさて、保守がてら投下します。

20 :unsung episode01 1/6:2010/06/05(土) 11:37:28.53 ID:Lk8JX9PM
「少女型マシナリー?」
「そうだ。今回新たに開発され、ガーディアンズにて実地試験中の新型でな」
「それをウチもテストすると?」
「その通り。話が早いじゃないか」

殺風景な廊下を行く、ラリーとヒューマンの青年。
ヒューマンは話に少々困惑している様だ。

「でも、『少女型』ですよ? そんなんを戦場に連れていく気ですか?」
「お偉方の命令だ、仕方あるまい」

「それに現場じゃな、ハラルト。GSM-05シリーズにはほとほと嫌気が差しているらしい」
「確かに信頼性の低い旧式ですが…でもマシナリーとは言え女の子を戦わせるなんて、
 倫理的に問題が─」

ヒューマン─ハラルトがそう言い掛けたとき、研究者らしき男が話しかけてきた。

「あっ、少佐! すいません、既に起動してしまって…」
「構わん、入るぞ」

ラリーは男の言葉も気に留めず、その男が立っていた横のドアに入る。

21 :unsung episode01 2/6:2010/06/05(土) 11:37:51.71 ID:Lk8JX9PM
「いーたーいー! 引っ張らないで!」

「もぎもぎ…微妙な味」

「それそれ、必殺のスピニングブレイクぅ!」
「きゃぁぁぁぁ!」

「お茶を出して下さる? わたくし、喉が渇きましたの」


部屋に入ると、まるで遊び盛りの子供の様に大暴れする・・・また、見た目も子供の様なマシナリー。

「こいつらが、パートナーマシナリーだ」

ハラルトはただ驚くばかりだ。

「まったく、まるで幼稚園だな…ずいぶんとやられた様だな、モニカ?」
「も、申し訳ありません!」

女性キャストがPMの下敷きになっている。ラリーに話しかけられると、
すぐさま立ち上がって敬礼をした。

22 :unsung episode01 3/6:2010/06/05(土) 11:38:12.17 ID:Lk8JX9PM
「GH-410から450まで、間違いありません。全員居ます」
「よろしい」

「さて…君達は普通のマシナリーとは違い、学び、経験して成長する。
 ガーディアンズなら主人と一対一の関係になるだろうが、ここは同盟軍だ。
 上官の命令には何時でも従わねばならん。わかるな?」

「はぁーい」

赤いPM、GH-410はさも面倒臭そうに返事をした。

「私たちは特定の人物をマスターとする機能はオミットされています」

GH-420が口早にそう答える。

「それはあえてそう注文した。運用上の面でその機能は不要なのだ。君達はボーマルタや
 グリナ・ビートの様なポンコツに替わる戦力として期待されている…とはお偉方の言葉だがな」

「だが君等にはまず教育が必要なようだな…特にそこの帽子」
「は、はィッ!」

「よくもクーラーを食べてくれたな。おかげでこの部屋は灼熱地獄だ」


23 :unsung episode01 4/6:2010/06/05(土) 11:38:28.88 ID:Lk8JX9PM
「ハラルト、辛いのなら出てもいいぞ?」
「いえ、大丈夫です!」

どう見てもやせ我慢だ。この部屋は日当たりも良い。

「所で君等の名前は? まだ付いてないのか?」
「ううん、あるよ。『同盟軍のヤツらは、どうせロクな名前を付けんだろう』って、
 作ってくれた人が付けてくれたの」
「むっ…」

GH-430がおっとりとした調子で答えた。

「GH-410がレイチェルで」
「どうも」
レイチェルはぶっきらぼうに挨拶する。

「GH-420がシャーリー」
彼女は軽く会釈するのみだ。

「わたしがエマ」
今話しているGH-430自身のことだ。

24 :unsung episode01 5/6:2010/06/05(土) 11:38:42.64 ID:Lk8JX9PM
「GH-440がマリー、」
「よ、よろしくおねがいしますっ」
少しビクビクした様子で頭を下げる。帽子が落ちてしまっているが、本人はまだ気付いていない。

「GH-450がフィオナ」
「宜しくお願い致しますわ、隊長さん」
少し気取った様子だが、礼儀正しくお辞儀をする。

────

「試験開発団、PM5体を受領しました」
「よろしい」

ラリーの前には、豪勢な椅子に座った男が見える。
キャストばかりの同盟軍において、高い階級にあるヒューマンは珍しい。

「くれぐれも大事に扱ってくれよ?」
「はっ」
「GRMの生産ラインに割り込むのにはかなりの金を使った…換えは無い。もしも誤って大破しようものなら
 諸君の首が飛ぶと思いたまえ」

「…存じております」

25 :unsung episode01 6/6:2010/06/05(土) 11:39:02.05 ID:Lk8JX9PM
「しかし、少女型マシナリーに戦闘をさせるとは、GRMにもかなりの変人がいたものだなぁ?
 それが『変人』の部隊に配備されるとは、何とも可笑しい話だ」

────

げんなりした様子で部屋から出てきたラリーに、モニカが駆け寄った。

「少佐、『ゴルドルバ』は何か言ってました?」
「『ゴルドルバ』?」
「司令の事ですよ。でっぷりと太って不細工だから、隊のみんなはそう呼ぶ様になったんです」
「ふん…いい名前を付けるじゃないか」

「まったく、こんな厄介な代物を押しつけておいて、絶対に壊すな、だとさ」
「ですが…隊の皆は最近気が立ってますから、少しは空気も和むのではと思いますが」
「ほぅ、そう思うか」
「ま、キャストには通用しないでしょうけど」
「そういう君もキャストだ」
「わ、私は! 私は…少佐を見習わせて頂いておりますから」
「ふぅん…」

「まったく、君も異端児だな…」
「…何か仰られましたか?」
「いや、独り言だ。気にするな」

26 :unsung episode01:2010/06/05(土) 11:40:06.38 ID:Lk8JX9PM
sage忘れた。アスタークに殴られてきます。

今回は何かキャラ紹介みたいになってしまいましたが、まぁ1回目だし仕方ないかな…

27 :名無しオンライン:2010/06/05(土) 17:42:33.37 ID:1CNZgLCG
>「よくもクーラーを食べてくれたな。おかげでこの部屋は灼熱地獄だ」

ああ、なんか好き、こういう洋画っぽいギャグ好き
これからも楽しみにするよ

28 :2:2010/06/06(日) 12:39:43.20 ID:opF7Of2H
ついに打撃100のGH-410完成
ムーンアトマイザーと2000メセタ打撃武器を与える日々
つかれた

保守〜

29 :名無しオンライン:2010/06/06(日) 14:49:04.76 ID:Ggbp/64F
>>19
今思った。何だ17話って。7話だよ…疲れてるのかな

ついでに保守

30 :名無しオンライン:2010/06/06(日) 21:07:50.46 ID:9kIIy0kR
>>28
おめでとう!そしてお疲れ様。

        ,ヘ/~ヽ/~\ヘ,ヘ
    ((@〈´_/^, ~;;~ ^ ヽ.〉
      /./ :〃..::::..,,へ,;. , ハ
     ( ::|::i{l|..::::,ノ''   ソ,;;:::.}
    | ::|:(@:)イ-‐  ‐ ,'::.ノ   <ご主人様、これからもよろしくお願いします♪
    / ::>、|ツヘ.{、 ( フ_ノイ
    (.:;リ  /';:'`.=/ ̄ ̄ ̄ ̄/
   / :ソ  (__Zつ/ GH-410 / カタカタ
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/____/ ̄ ̄


>>29
半角で7を入力しようとして半角/全角キーと同時に1を誤入力と予想。
ってか、俺がそれをよくやるだけなんだけどねw

31 :名無しオンライン:2010/06/07(月) 20:55:31.37 ID:SChAHvqG
>>18
 ご拝読いただき、ありがとうございます。
 作中に『狂戦士』と『魔女』の二人が出てくるのは、意外と稀になってしまいました。
 能動的に諜報部と関われない今となっては仕方ない事ですが、今後も何かの折には彼女の前にひょっこりと現れるはずです。

 >ってか、「狂戦士」のご主人、マガシにやられて(ry

 実は、過去の作品中に、一度も彼が「死んだ」という表現はしてません。
 死んだと思わせるような表現にして、実は生きているというのがやりたかったからなんですが。
 ちゃんと誤解されたという事は、それなりに書けていたみたいで、ちょっとうれしかったりします。

ところで……

>ご主人
>Get:勝負服 ☆15

返してあげたんだろうか……


>>26
 >「よくもクーラーを(ry

 出先で携帯からチェックしててフイタw
 同盟軍のパシリはどうなるか、今後が楽しみです。

>>28
 オメデトウ!
 さぁ、次のパシリが待ってるぞw

32 :名無しオンライン:2010/06/08(火) 23:15:10.70 ID:0y/vFwQm
保守にはやっぱり、投下だよね!という事で今から投下します。
さて、打って変わって本遍ですが、パシリスレにあるまじきPMの出番の少なさと
なってしまいました…
でも話を繋げる為だし、いいよね?

33 :あこがれ 1/4:2010/06/08(火) 23:15:42.62 ID:0y/vFwQm
「最近よく会うな…?」
「気のせいじゃない?」

俺はあまり特定の友人を作る事はない。
赤の他人と居るのはどうも落ち着かないし、人付き合いもそんなに得意じゃない。

だから今まで一人で仕事することが多かったし、リトルウィングに入社してからも、
大抵はアッシュと二人でやってる。もちろんPTを組んでやることもあるが、
メンバーとそんなに深く付き合いを持とうとした事はなかった。

が・・・

「またあんたか」
「わたしじゃ不満?」

何かやたらと縁がある・・・いや、付きまとわれている?
とにかく、最近この女性ヒューマンとよく組んだりする。

そもそも事の発端は何だ・・・?
以前に初めて組んだ時・・・いや確かにソードは刀身の幅が広いから、うまく使えば防御もできるが・・・
・・・まさかそんな単純な理由?
子供じゃあるまいし。

34 :あこがれ 2/4:2010/06/08(火) 23:16:03.74 ID:0y/vFwQm
「ケイちゃん、ジョニーさんと仲いいね? 何かあったの?」
「別に何も〜? ただの偶然よ?」
「…だと思いたいけどな」
「な、何よ!」
「まぁまぁ、二人とも…」

あれは凶暴化した原生生物を駆除する仕事だったか・・・
何でも亜空間実験の影響で凶暴化したってのが発表されたばかりの頃だ。

担当したのはラフォン草原の北部・・・詳しいポイントは亜空間発生装置に近く、機密扱いなので話す事はできない。
メンバーは俺、アッシュ、シュネー・・・そして『ケイ』という女性ヒューマン。
何でもシュネーの友達だそうで。

二人とも経験の多い方じゃなかったから、俺はリーダー兼教官という訳だ。
別にそんな困難な仕事でもないし、特に何も無かった筈だ。
道中、ケイが何度か危ない目に遭ったんで、その都度面倒を見なくちゃいけなかったがな。
そういえば帰り道でアッシュがちょっと不機嫌だった・・・そんなに俺の手際は悪くなかったと思うんだが。

そんなところだ・・・多分。

「…ジョニーさん、多分それだと思うよ」
「…は? 何だって?」

シュネーがひそひそ声で続ける。

35 :あこがれ 3/4:2010/06/08(火) 23:17:27.64 ID:0y/vFwQm
「…いや、ははは、ケイったらずいぶんと箱入りだったみたいで、戦闘経験より男性経験の方が少ないからさぁ。
 あーでも、別に紹介するつもりだとかそんなんじゃないよ? ただジョニーさんが知り合いだったから、
 丁度いいやと思って参加しただけなんだから…」
「…お前なぁ…」
「あ、あはははは…あ、あたし、用事思い出しちゃった! じゃあねケイちゃん、ジョニーさん! バイバーイ!」
「おっ…おい」
「じゃあね、シュネー」

逃げられた・・・

「…どうする?」
「わたしはどっちでも?」
「…俺は帰る。っと、その前に買い物して行かなきゃならんな」
「じゃあわたしも」

「あいつ…金払わずに行きやがって」
「わたしが払おうか?」
「いや、いい。今度取り立てればいいだけだからな」

カフェを出ると、クラッド6内の照明は傾きかけていた。

「あー、アッシュか? 今から買い物して帰るが、晩飯は何がいい?」
≪ボクはなんでも。 ご主人の好きなものでいいよ≫
「うーい、わかった」

36 :あこがれ 4/4:2010/06/08(火) 23:17:53.10 ID:0y/vFwQm
ケイは『わたしも』とは言ったが、特に何かをカゴに入れるわけでもなく、ただ商品を見て回っている。

「さて、さっさと済ませて帰らなきゃな…お前は? PMが待ってるんだろ?」
「あ、うん…」
「ん…どうした?」
「いえ、別に」
「ふーん…?」

おっといかん、もう暗くなってきたな。必要な食材をぽいぽいと買い物カゴに入れて、レジへ進む。

「じゃあな、ケイ」
「また会えるといいわね」
「そう言って、そっちから会いにくるんじゃないのか?」
「…! バカ言いなさい!」
「わかったわかった、またな」


≪お嬢様、お食事の用意が出来上がっております、お早めにお帰りくださいませ≫
「…わかったわ、今から帰るから…」
≪夜道は危険です。迎えに参りましょうか?≫
「結構よ。子供じゃないもの」
≪わかりました≫

「そうよ、私は…」

照明はすっかり落ちて夜になっていたが、リゾートコロニーはまだ活気に満ち溢れていた。

37 :あこがれ:2010/06/08(火) 23:18:50.92 ID:0y/vFwQm
今回分は終了。
よかったねジョニー、久々の全編通しての主役だよ。
その代わり、アッシュの出番が一行だけになっちゃったけど。

38 :名無しオンライン:2010/06/10(木) 11:41:57.21 ID:ewkIKnNb
昼の保守タイム 40まで あとすこし

39 :名無しオンライン:2010/06/11(金) 22:07:32.87 ID:DdmO9vjh
>>37
「おぉーぅ・・・なんやロマンスの香りがするなぁ。
 アッシュちゃんも焼き餅焼いとるっぽいし」
「人のことより自分の心配した方が良いんじゃないですか?」
「うぐっ・・・ええねん!こういうのは駆け引きやねん!
 押してばっかりじゃあかんねん!」
「はいはい・・・ではこちらも投下しますよ」

40 :1/5:2010/06/11(金) 22:08:22.94 ID:DdmO9vjh
キャストの女性がディスプレイを食い入る様に見つめている。
手にはゲーム機のコントローラーを握り締め、一心不乱に操作している。

隣に佇んでいた彼女の相棒が口を開いた。

「あと10分で出発予定時刻です」
「ま・・・待って。もう少しで倒せるはずです・・・」

画面から視線を逸らさず応える主人に、相棒───GH-430は無言でナノトランサーからハンドガンを取り出すと、
ゲーム機に向けた。

「ぎゃーっ!すみません!ほんっとすみません!すぐ終わらせますから!」

謝った拍子に手元が狂ったのか、画面内のプレイヤーキャラクターが攻撃を受け、倒れ伏した。

「あーっ!!」

画面に浮かぶゲームオーバーの文字にがっくりと肩を落とす主人を見つめていたPMは、何故かコントローラーをもう一つ取り出した。

「・・・?」
「協力プレイならば今の相手は7分25秒で片付けられます」
「・・・手伝ってくれるんですか?」
「このまま出発してもゲームの事ばかり考えそうですから。上の空で怪我でもされたら困ります」

そう言われた主人はコントローラーを放り出し、PMに抱きついた。

「・・・ありがとうリム!愛してます!」

ばちーん!

リムと呼ばれたPMの平手が容赦なく主人の頬に炸裂する。

「調子に乗らないでください。あと早く準備してください」
「・・・はい、すみません」

主人は赤くなった頬をさすりながら、それでも少し嬉しそうにコントローラーを握った。



41 :2/5:2010/06/11(金) 22:09:00.45 ID:DdmO9vjh
無事に予定時刻に出発した二人は銃器専門店を訪れていた。
主人が鼻歌を歌いながら商品を品定めしている。
とあるパーツを手に取った時、リムが声をかけてきた。

「それ、ハンドガン用のカスタマイズパーツですよ」

主人はガンナーだが、ハンドガンを使うことは滅多にない。

「ああ、頼まれているんですよ。ハンドガンのカスタマイズ」

ニコリと微笑みながら主人が応える。

「ほら、ショップのカスタマイズって武器の威力を上げるだけじゃないですか。
 どうにもしっくりこないらしくて」
「セシル様ですか、頼んだの」
「あら、よくわかりましたね?」
「貴女に頼みごとをするような人が他にいるとは思えませんから」

容赦のない言葉に主人は苦笑を浮かべる。

「まぁ、命の恩人ですから。このくらいは、ね」
「そうですか」

眉一つ動かさず素っ気無く応えたリムだったが、どこか不機嫌に見えた───気がした。
主人がにやっと気色の悪い笑みを浮かべる。



42 :3/5:2010/06/11(金) 22:09:22.07 ID:DdmO9vjh
「あれ、もしかして妬いてます?」
「何がですか」

生まれつきなのか極悪な目つきを含めていつも通りの無表情だったが、ちょっとスネている───様に見えた。

「んもぅ、照れちゃって。この顔だけ狂犬さん♪」

主人がつん、と頬をつつくと、

ばちーん!

出発前とは反対側の頬にリムの平手が炸裂した。
余りに見事な効果音に周囲の客や店員の視線が集まる。

「馬鹿なことしてないで、さっさと会計済ませてください」
「・・・はい、すみません」

主人は頬を撫で、それでも少し嬉しそうにレジへ向かった。



43 :4/5:2010/06/11(金) 22:09:49.47 ID:DdmO9vjh
ショップでの買い物を終えた二人は、射撃訓練場を訪れていた。

「実は今日はお仕事はお休みなのです。自主訓練に来ました」
「知っています。誰に言ってるんですか」
「何事にも取っ掛かりは必要なのです」
「そうですか」

主人が射撃位置につき、ナノトランサーからツインハンドガンを取り出した。
旧式の実弾銃を模し、発砲すると実弾に似せた弾丸が飛び、薬莢が吐き出されるタイプだ。
主人がゆっくりと銃を構える。練習用ターゲットが表示された。

ガンガンガンガンガン。

連続で銃口から弾丸が吐き出される。飛び散る薬莢。箒と塵取りで薬莢を掃除するリム。
ターゲットは無傷のままだ。

「うーん、当たりませんねぇ」

首を傾げながら主人がぼやく。

「交差撃ちなどしているからです。それは曲芸の部類ですよ」

てきぱきと箒を動かしながらリムが言った。

「だってぇ、カッコいいじゃないですか。普通に撃ったってつまらないですよ」

主人が口を尖らせながら答え、ターゲットに向かって「普通に」構えて引き金を引いた。



44 :5/5:2010/06/11(金) 22:10:09.86 ID:DdmO9vjh
弾丸は寸分違わずターゲットの中心を撃ち抜いた。
主人は銃口に口を近づけ、ふっ、と息を吹きかける。勿論煙など出ていないが。
その後何体かのターゲットを蜂の巣にした主人はリムの方に向き直ると、

「そろそろ帰りましょうか」
「もうよろしいのですか」
「ええ。頼まれごともやらないといけませんしね」
「そうですか」



帰り道、アニメソングを口ずさんでいた主人がふと思い出したように言った。

「そういえば、セシルさんに面白い友人が出来たそうですよ」
「友人、ですか。あの方に」

あんまりな反応に思わず苦笑を浮かべながら、主人が続ける。

「ええ。リトルウィングの社員らしいんですけどね、なんか、とにかくよく喋る人だそうですよ」
「・・・私も人のことは言えませんが、あの方と会話を成立させるのは至難の業だと思います」
「ですよねぇ。どんな人なのか会ってみたいですね。・・・可愛い女の子だったらいいなー」

がんっ!「おぅふっ!」

リムのローキックが主人の脛に直撃した。


おわり

45 :名無しオンライン:2010/06/11(金) 22:12:26.22 ID:DdmO9vjh
「あれ?おわり?うちの出番は!?」
「ありませんでしたね。名前すら出てないです。」
「主人公なのにこの仕打ち・・・!」
「まぁこれで40超えましたし、いいじゃないですか」
「全っ然よくないわー!!」


46 :名無しオンライン:2010/06/11(金) 23:54:54.89 ID:zC4AuHp6
レス&保守&駄文投下。

>>31
GH450 『ご心配おかけしました。服はちゃんと返してもらいましたよ。』
GH422 『奪い返したって感じだけどね〜(横で転がっている黒こげの何かを見ながら)』
GH450 『あれぐらい当然です。大体、こっちが説明の為に開けたとはいえ、
     勝手にクローゼットの中身を触る方がいけないんです!
     (横で転がっている黒こげ何かに冷たい視線を向けながら)』
GH431 『確かにそうだけど、そういう事は本人がちゃんと聞いてないと意味ないんじゃない?』
GH440 『(うんうん)』
GH422 『そんな事よりさ。あんたのその勝負服、ご主人様とニャンニャンする時用のとっておきよね?』
GH450 『$%&ぶラぁぁldrftgじょ!!!111 なななあ、そんあんことあrまsンヨ』
GH431 『・・・バレバレね。』
GH440 『(ニャンニャン////)』
GH450 『バ、バレバレってナンデスナ。ソンナキョトはマッタク全然考えテなどイナイデござりまするよ?』
GH431&
GH440 『(これはひどい・・・)』
GH422 『まあ、否定するのはいいけど。(慌て方が面白かったしw)
     で、もし、そういう用途で着るとして、
     ご主人は勝負服と普通の服の違いが全く分からないのに意味あるのかな〜って思ってね。』

GH431&
GH440&
GH450 『あ』

GH422 『・・・気づこうよ皆。orz』

>>37
新キャラ乙。
今後の伏線なんだろうけど、最後の含みがとても気になるな・・・。

>>45
投下乙。
ツンデレ?パシリがいい味だしてて楽しめたぜ。




47 :名無しオンライン:2010/06/13(日) 22:48:23.09 ID:SjN6V3eF
        γ-―‐‐ヘ
       /厂/~~: ~:,ノノヽ.
       / ∞:::...:::...;;,ハ, : ハ
       |.:i{l|::::...;,/  ソ;;:.:.}
       |:(@:)イ-‐  ‐ ,'.:.ノ   < ご主人様、保守しておきますね。
      ノ::::.リヘリ、 ( フ_ノ:.ノ
      / ::イ/';:'`.7/ ̄ ̄ ̄ ̄/
      |:::リ(_||]つ/ GH-430 / カタカタ
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/____/ ̄ ̄


48 :名無しオンライン:2010/06/15(火) 16:55:43.58 ID:KyRv36R7
「よーしいいぞー!
 主人の代わりに保守するのは良いPMだ!
 保守を兼ねて投下してしまうのは訓練されてない私だ!
 ホントパシリスレは地獄だぜぇーふぅはははーはー!」

「・・・と中の人が申しております」
「ええっと、要するに保守兼ねて投下しますっちゅーことで、うりゃー」


49 :1/8:2010/06/15(火) 16:56:27.57 ID:KyRv36R7
それは、主人と一緒に買い物に出かけた時だった。

「あら!」

前方から歩いてきたキャストの女性が、主人を見て声をあげると、こちらへ近寄ってきた。
私と主人は顔を見合わせる。・・・主人の知り合いではないらしい。
主人をじっと見つめてぶつぶつ呟いている。

「主人に何か御用でしょうか?」

私は主人をかばう様に前に出て、声をかける。
クラッド6の中とはいえ、不審者がいないとも限らない。前に侵入者が暴れた事件もあったし。

私の疑うような視線に気付いたのか、黒いパーツに身を包んだキャストはニコリと微笑んだ。

「ああ、突然失礼しました。私、アイリスと申します。セシルさんの・・・えっと、友人です」
「あー、なるほど・・・あ、私は」

自己紹介しようとした主人を制し、アイリスが微笑みながら続ける。

「ミコトさん、ですよね?セシルさんから聞き出し・・・もとい、聞いていますよ」



50 :2/8:2010/06/15(火) 16:57:00.80 ID:KyRv36R7
意外だ。あの人に友人がいることもそうだけど、主人のことを話しているなんて。
・・・なんて言っているんだろう。

「あ、あの、セシルさん、私のことなんて言ってました?」

主人も気になったらしい。
アイリスは少し考えるような仕草をした後、主人に提案した。

「立ち話もなんですから、お時間よろしければカフェでも行きませんか?」

元々私達はただの買い物だ。その後も特に予定があるわけじゃなかった。
主人がこくこくと頷く。

「ああ、よかったです。じゃあ、行きましょうか」

連れ立って歩く二人の後を私ともう一人のPMがついて行く。
・・・もう一人のPM?

「!?」

思わずぎょっとして相手を見た。いつの間にかGH-430が隣を歩いている。
多分アイリスのPMなんだろうが、全く気付かなかった。
私の視線に気付いたのか、こちらに顔を向けてきた。
・・・物凄い目つきだ。視線で人が殺せそう。こぇぇ・・・。
しかし相手は軽く会釈してきただけで、すぐに視線を前に戻した。
こっちを睨んできたわけじゃなさそうだ。元々なのかな・・・。

その時ふと思い当たることがあった。目つきの悪いGH-430。
・・・いやいやまさかね。あんなの都市伝説だ。



51 :3/8:2010/06/15(火) 16:57:30.66 ID:KyRv36R7
「ああ、そういえばお互いPMの紹介がまだでしたね」

席について飲み物を注文した後、アイリスが思い出したように言い、自らのPMに顔を向けた。

「・・・GH-430、リムと申します。よろしくお願いします」

凶悪な目つきのPMは無表情な顔の通り、平坦な声で名乗り、一礼した。
アイリスが苦笑しながらフォローする。

「ごめんなさいね。この子、元々こういう顔つきで、別に不機嫌なわけじゃないんですよ」
「あー、そ、そうなんですか」

主人も少しびびっていたらしい。

「ええ、本当はとっても可愛らs」

どごっ!「うげふっ!」

リムの肘うちがアイリスのわき腹に突き刺さった。
主人と私は唖然として二人を見つめる。アイリスは腹を抱えて悶絶していた。
自分の主人に対して銃器をぶっ放したり、ロッドで殴ったりするPMもいるとは聞いていたけど、
実際に見るのは初めてだ。・・・うわ、痛そう。



52 :4/8:2010/06/15(火) 16:58:08.87 ID:KyRv36R7
自分の主人を横目で見ていたリムは、こちらに向き直った。
ああそうか、私の番だ。

「GH-450のらぶと申します。よろしくお願いしますね」

先程と同じように、私も一礼する。
互いの紹介が終わったところで、何とか立ち直ったアイリスが話を再開する。

「げほっ・・・えーっと、さっきの続きですね」
「はい」

しゃちほこばる主人を見て、アイリスがクスリと笑った。

「そんなに緊張しないで。セシルさんからは明るくて活発なお嬢さんだと聞いていますよ?」
「へっ?あ、で、でも」
「ああ・・・言葉遣いのことなら聞いています。私も気にしませんから、普段通りで大丈夫ですよ」
「そ、そうかな?じゃあアイリスさんも」

普段通りとなるとどうしてもタメ口になる。相手が敬語なのにこちらだけタメ口というわけにもいかないだろう。

「ああ、気にしないでください。私のはキャラ作りですから」
「は?」

ゴスッ!
リムの肘うちがまた突き刺さった。



53 :5/8:2010/06/15(火) 16:58:35.94 ID:KyRv36R7
「げほっ、ごほっ・・・あー、前にですね、相談されたんですよ、セシルさんに」
「相談?」
「ええ。よく話しかけてくれる人がいるんだが、どう対応すればいいのか分からない、ってね」

アイリスは薄っすらと苦笑を浮かべた。

「あの人、なんていうか無愛想とかそういうレベルじゃないでしょう?
 だから最初はみんな何とかコミュニケーション取ろうとするんですけど、そのうち離れてしまうんですよね」

私は先日のミッションの帰り道でのことを思い出した。
確かに話しかけてもあんな態度とられたんじゃ嫌われてるのかと思ってしまうだろう。

「でもその人───ミコトさんですね───は違った。自分がいつも通りの対応をしても
 ずっと話しかけてくるし、メールもよくくれる。こんなこと初めてだから、どう対応すればいいのかって」

主人は少し俯いて、口を開いた。

「迷惑そう・・・やった?」
「まさか!もし迷惑に思っていたらあの人なら無視していますよ」

主人の言葉を否定した後、アイリスはにやっと笑みを浮かべた。

「多分、逆だと思いますよぉ。嬉しいんじゃないですかねぇ。
 それに、貴女に応えたいからどうすればいいか相談してきたわけですし、ね」
「そ、そっかぁ。よかった・・・」



54 :6/8:2010/06/15(火) 16:59:03.57 ID:KyRv36R7
「あーでも、どうしてそこまで仲良くなろうとするんですか?」

突然の質問に主人は言葉に詰まる。

「さっきも言いましたけど、普段あんな態度だし、とてもじゃないけど仲良くなりたいと
 思うような人ではないですよねぇ」

何気に酷いことを言う。同感だけど。

「えっと・・・それは・・・その」
「もしかして、一目惚れしちゃったとか?」

冗談のつもりで言ったんだろう。しかしその言葉に耳まで真っ赤にした主人を見て、アイリスは一瞬固まった。

「え・・・当たっちゃった?」

こくりと主人が頷く。

「・・・・」
「・・・・」

嫌な沈黙が流れる。主人は俯き、アイリスは何事か考えているようだ。



55 :7/8:2010/06/15(火) 16:59:36.21 ID:KyRv36R7
数分後、沈黙を破ったのはアイリスだった。

「・・・つまり、たった一度ミッションで一緒になっただけで惚れてしまった、と」
「・・・!」

確かにその通りだが、棘のある言い方だ。私はアイリスを睨み付けた。
「一目惚れなんて錯覚だ」とでも言うつもりなのか。

しかし、ぱっと表情を輝かせたアイリスから出た言葉は全く違うものだった。

「素晴らしい!」
「へっ?」

アイリスは両手を広げ、早口でまくし立てる。

「戦場で始まる禁断の恋!こんな漫画みたいなことが身近で起こるなんて!
 しかもヒューマンのハンターとニューマンのフォース、なんて王道なカップリングでしょう!素敵すぎます!
 分かりました、私も一肌脱ぎましょう!大丈夫、こう見えてもそこそこ古い付き合いですから色々吹き込んであげます!
 手始めに次話しかけられたら返事は「愛してるよ、ハニー」とでも教えt」ドゴッ!「うぉぐっ!」

本日三度目の肘うち。



56 :8/8:2010/06/15(火) 17:00:17.72 ID:KyRv36R7
「ハァハァ・・・ちょっと取り乱しました、すみません」

ちょっとどころじゃなかった気がするが。

「あの、このことは・・・」
「ああ、大丈夫、誰にも言いませんよ。もちろんセシルさんにも、ね。
 それからさっきも言いましたけど、私も協力しますから、何か出来ることがあれば遠慮なく言ってくださいね」

アイリスが主人ににっこりと微笑む。

「え、で、でも、そんなの悪いし」
「あぁ・・・一度やってみたかったんですよねぇ、攻略対象の情報を教える主人公の親友的ポジション」

聞こえてないようだ。
と、アイリスが突然真顔になった。

「まぁ冗談はさておき───やってみたかったのはホントですが───あの人、本当に友人や知人が少ないんですよ。
 月並みですがヒトは一人では生きていけません。せっかく出来た友人を大切にさせてあげたいんです」
「・・・・」
「セシルさんは私にとっても大切な友人です。セシルさんにとっての貴女も、そんな存在になれるように、
 協力させてください、ね」

微笑みながらそう言うアイリスに主人も頷き、「よろしくお願いします」と笑みを返した。


おわり



57 :名無しオンライン:2010/06/15(火) 17:03:23.76 ID:KyRv36R7
「IDが・・・KY・・・」
「連投まがいなことしやがって空気嫁ってことですかね・・・」

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